お総菜行政書士の加藤智成です。ちょっとだけタメになる話を提供します。
食パンの重さはルールで決まっています!
スーパーやコンビニで売られている包装された「食パン」
いわゆる「春のパン祭り」の製パン会社や「ミッフィーのトートバッグのプレゼント」を開催している製パン会社が、販売している「芳醇食パン」「本仕込み食パン」のことですね。
これらは8枚切、6枚切、5枚切で枚数が違っても、メーカーが違っても、一袋に入っている食パンの重量は・・・
「保証内容重量」
といって最低重量として340g以上は入っています
これは、
「包装食パンの表示に関する公正競争規約」と呼ばれる業界のルールで、包装してある食パンを製造販売する製パン会社や販売会社など約70社の会員で構成される「日本パン公正取引協議会」において、食パンについてのルールを決めています。
他にも業界ルールの例として・・・
食パンは1袋を「1斤」と呼びますが、その「1斤」は340g以上の重量がある必要があります。ですから「半斤」の場合は170g以上の重量があります。
「レーズン食パン」では、原材料の「小麦粉」を100として重量比で、25%以上はレーズンが入っていないといけないルールもあります。
因みに、この公正競争規約の対象となる食パンは、日本パン公正取引協議会に加盟する製パン会社が製造販売した食パンになります。加盟していない町中で「手作り・できたての個人経営のパン屋」さんでは、このルールに当てはまりません。
公正競争規約とは、細かい内容ですが、食品表示法やJAS法、食品衛生法以外にも規制があります。見逃しがちですが、これを見逃すと商品回収の対象になってしまいます。細則まで、キチンと表示ができたら良いですね。
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